ある朝、スタッフミーティングでいつものようにお客様のサイトを確認していたところ、
「GoogleMapが表示されない!」という現象が起こりました。
さっきまで正常に表示されていたのに、
突然エラーが出て、自社の運営するどのサイトも同じ状態。
まず疑ったのは「APIキー」
GoogleMapを表示するためには「APIキー」という“通行証”が必要です。
これが勝手に変更になるとは考えにくいけど、
キーが変更されると地図は一切表示されなくなります。
そこで念のため確認。
・APIキーは正しい
・利用制限のURLも登録済み
・ドメインの変更もなし
すべて問題なし。
それなのに地図は沈黙したまま…。
原因は「クレジットカード」だった!
もう一度、Google Cloudの管理画面を見直してみると、
「お支払い方法に問題があります」という赤い表示が。
みると、登録していたクレジットカードが無効になっており、
請求が通らなかったことが原因でした。
Google Map APIは無料枠もありますが、
有効なクレジットカード情報が登録されていないと、
API自体が一時的に停止されてしまいます。
対処したこと
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Google Cloud Console にログイン
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左上のメニューから「お支払い」→「お支払いアカウント」を選択
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「お支払い方法」を開く
- 「お支払い方法の追加」から新しいクレジットカードを登録し、「メイン」に設定
- 古いクレジットカードを削除
登録を保存すると即座に地図が復活しました。
まるで「おかえり」と言ってくれたようで、ちょっとホッとしました。
今回の学び
WEBサイトのトラブルというと、
「コード」「設定」「プラグイン」を疑いがちですが、
実は支払いの設定が原因ということもあるんです。
Googleサービスでは、
カードの有効期限切れや決済エラーが起きると
自動的にAPIが停止します。
地図が急に表示されなくなったときは、
まず「APIキー」と「お支払い設定」の両方を確認してみてください。
地図ひとつでも、
その裏ではたくさんの仕組みが支え合っています。
工房ヒラムでは、
そうした“見えないところ”まで一緒に点検し、
安心して長く使えるサイトづくりをお手伝いしています。
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